【もやもや病とは】
かわいい名前と裏腹に、原因不明の進行性の難病で、脳の太い血管がなくなってしまうので、それを補うように、もやもやした煙のような血管が新しくできて、それがレントゲンに写った形からもやもや病と呼ばれています。脳のバイパス手術をすることで、一定した、血流を取り戻すことができ、普通の生活を送ることができます。
子どもや30~40代の女性に多く、アジアに多い病気です。
遺伝的な原因があるということまではわかっているようです。

【私がもやもや病だとわかった経緯】
私は去年の春、夕食の準備をしてたら、数分だけろれつが回らなくなり、足の力が抜け、立てなくなりました。ただすぐに元どおりになり、その日を終えました。翌日、前日の症状が気になり、病院に行ったら、脳梗塞が見つかりました。今考えると、2019年くらいから手の痺れは感じていたけど、手を使う仕事をしていたので、腱鞘炎かなくらいにしか思っていませんでした。
早期発見だったため、麻痺などはなく、血液サラサラの薬を飲みながら普通の生活を送っていましたが、検査のたびに、新しく脳梗塞ができてたりしてたので、正式にもやもや病と診断され、初めての入院から約1年後に右脳の手術をしました。今後、2022年以降に左脳の手術もする予定です。

【病気をして思ったこと】
幸いにも私は後遺症もなく、仕事にも復帰でき、普通の生活を送れていますが、たくさんの人が、脳の病気で、麻痺を患ったり、後遺症で、苦しい思いをしています。健康だからといって、自分は関係ないと思っていても、いつ何が起こるかわからないと思いました。自分に限ってとは思わず、是非、少しでもおかしいなと思うところがあれば、すぐに病院に行ってみてください！
健康診断や脳ドックなども予防や早期発見につながると思います。
なんでもなければ、それはそれで、安心ですしね。

【今回のアート作品について】
今回脳の病気への注意喚起や予防への対策の促しになれば、
そして、もやもや病や脳の病気への認知が広がり、病気を患ってる方の励ましになれば、
そんな想いを込めて、もやもや病を題材に作品を作りました。
是非たくさんの方にこの作品が届くことを願います。